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ネットワークビジネスの勧誘をしてきた知人の現在・・

      2018/04/25


あれはもう15年以上も前、僕が当時21歳の時に仲のいい知り合いからネットワークビジネスに誘われた。

知り合いは3歳年上の大学生(浪人して入った)で、毎日のように実家暮らしのうちに遊びにきていて、うちの親兄弟とも仲のいい間柄だった。

彼の生い立ちは父親が事業に失敗し貧乏な団地住まいで、随分お金には苦労して育ってきた。

普段から、

「俺は貧乏でほんと苦労した・・」
「おまえの家は一軒家でいいよな」

ともらすことがあり、かなりの貧乏コンプレックスがある人だった。

そんな貧乏のコンプレックスの塊のような彼が見つけたビジネスチャンスが、このネットワークビジネスだった。

最初は、ネットワークビジネスのことは一切触れず

「今度、新宿で凄い人の”講演会”があるので、一緒に見に行かないか?」

という誘われ方をした。

当時、僕はネットワークビジネスの存在すら知らなかったので、全く疑いもしなかった。

それに成功した人の話とかが聞ける講演会に元々興味があったので、何か少しでも吸収できることでもあればと思い、一緒に聞きに行くことになった。

当日、新宿の高層ビルの中にある綺麗なホール会場で、知らないおじさんの講演会を聞き始めると、途中でこれは講演会ではなく変なビジネスの勧誘だってことに気付いた。

本当は、ネットワークビジネスを勧誘するための”洗脳会”だったのだ。

後日、知ったのだがこの仕事の仕組みは、マルチ商法と言われる、どんどん一緒に仕事をする仲間を入会させて利益を得るシステムで、半ば洗脳してでも仲間を増やしていく必要があるそうなのだ。

そんな洗脳会の日は特別勧誘はされなかったけど、この後も相変わらず内によく遊びに来ていた彼がとうとう本性を現した。

ネットワークビジネスについて死ぬほど熱く語り始めるようになったのだ。

 

「なかなかこんなビジネスチャンスはないよ!」

「年収1億円が目標!」

「もう来るぞ!(ビジネスチャンスの波が)」

「俺はお金ほしいんだよ。おまえもほしいだろ?」

「今日は○○さん(この業界の重鎮とやら)と会ってきて、すげぇ話聞いちゃったよ」

 

と、以前なら日々の出来事とか普通の会話をしていた彼が、もうネットワークビジネスの話「しか」しなくなった。

貧乏な彼が大金を手に入れる千載一遇のチャンス(そう思い込んでいる)なので、そりゃもう熱がすごかった!

 

「そんなの怪しいですよ。ネットでも批判的な意見ばっかですよ?」

 

っていくら言っても、洗脳された彼は聞く耳を持たず、むしろこっちが悪者にされかねない感じだった。

そんな批判的な自分に、これは釣れないなと思われたのか、あれだけ毎日来ていたのに、しばらく内に来なくなった。

どうしてるのかなぁと思ってた頃、3ヶ月ぶりくらいに現れた彼は驚くほど熱が冷めていた・・w

 

自分「久しぶりですね。あの仕事どうなったんですか?」

と聞くと、その話題を出すなといわんばかりのバツの悪そうな顔になり

知人「・・・ボソボソッ(すっごい歯切れが悪い)」

自分「え?(全然聞こえない)」

知人「・・・」

自分「だめだったんですか!?」

知人「・・いや・・うーん・・」

 

と、質問してもなんとも歯切れの悪い反応で、まともに答えれらもしない・・w これは・・

まだ3ヶ月位しか経ってないのに、あの熱かった彼はどこに行ったんだろう・・・鼻息荒く「年収1億いくぞ!」とか豪語していたのに・・w

このリアクションでうまくいってないと悟った僕は、これ以上質問するのを止めた。

一時期は毎日のように遊びにきていたのに、これ以来、内には一切遊びに来なくなった。15年以上経ったけど1回も遊びに来ていない。

 

最近、風の便りに聞いた所、ネットワークビジネスなんかとっくに辞めて、今は全く関係ない「ハイヤーの運転手」をやってると聞いた。

 

やっぱりネットワークビジネスで、うまくいのは難しいみたいだ。

 - 雑記